ブライダルコーディネート技能検定とは、結婚式全体の企画・運営に関する知識と技能が問われ公益社団法人日本ブライダル文化振興協会が実施しています。
1級から3級まで3つの等級があり、1級合格者はブライダルコーディネーターとして国家的に認められます。
試験の内容
学科試験:筆記試験で、ブライダルに関する幅広い知識が問われます。
実技試験:面接形式で、ブライダルコーディネートに関するシミュレーションが行われます。
合格基準
学科試験と実技試験の両方で一定以上の点数を取らなければ合格することができません。
受験資格
受験は誰でも受験できますが、実技試験は、ブライダルコーディネーターとしての実務経験等がある者もしくはブライダルに関する一定の教育を受けた者のみできます。
試験日程
年1回、11月に実施されます。
合格後の特典
1級合格者は、ブライダルコーディネーターとして厚生労働大臣より認定されます。
2級、3級合格者は、ブライダルコーディネーターとしての就職や転職に有利になります。
勉強方法
独学で勉強することもできますが、ブライダルスクールの講座を受講するのもおすすめです。
どれぐらい稼げるの?
ブライダルコーディネートの収入は、勤務先、役職、経験、能力などによって大きく異なります。
平均年収
一般社団法人ブライダル産業振興協会「2023年度ブライダル産業調査」では、ブライダルコーディネーターの平均年収は約357万円で、求人情報サイト「Indeed」によると、ブライダルコーディネーターの平均年収は約328万円です。
勤務先
ホテル:約300万円~400万円
結婚式場:約250万円~350万円
ブライダル会社:約200万円~300万円
フリーランス:約200万円~500万円
役職
アシスタント:約200万円~300万円
コーディネーター:約300万円~400万円
チーフコーディネーター:約400万円~500万円
マネージャー:約500万円以上
経験
経験が浅い場合は、200万円台後半からスタートすることが多く、経験を積むにつれて、年収は上がり、500万円を超える人も少なくありません。
必要な 能力
・コミュニケーション能力
・企画力
・提案力
・問題解決能力
・時間管理能力
・接客スキル
賞与やインセンティブがある場合もあり、残業代や休日出勤手当がある場合もあります。
ブライダルコーディネートは、やりがいのある仕事ですが、収入は決して高くないと言えます。しかし、経験や能力を積むことで、年収を上げることは難しくありません。